- 2009-02-10 (火) 16:13
- 歯科医師
今日は歯科医師について書いてみます。
私たち歯科医師は歯科大学に6年間通い、国家試験を受けて合格すれば晴れて歯科医師。
国家が認めた歯科医師免許を頂けます。
では、歯科医師になればすぐに何でも出来るのか?
勿論、そんな訳ありません。
ですけど一年生歯科医師でも’’先生’’って呼ばれてしまうんです。
患者さんから見れば白衣着てれば先生ですし。
勘違いするんですよね一年生歯科医師は。
(中には10年経っても、20年経っても勘違い俺様歯科医師もいますけど)
晴れて歯科医師になり、大学に残り研修をする、開業医に勤務する、あるいは大学院に進学する。
いくつかの選択肢があります。
ポイントはここです。
重要なのは卒業後の3〜4年間の間にどのようなトレーニングをするかで将来の歯科医師
としての質が決定される。
現実には、最初に開業医に勤務する歯科医師の場合には’’給料がいいから’’とか’’休みが多いから’’とか
’’早く帰れる’’などの理由で勤務先を選ぶ人もいます。
そんな先生は5年後、10年後、20年後、はどんな先生になっているのでしょうか?
まぁ、推して知るべしです。
多分皆様の周りにもこんな歯科医がいませんか?
高級外車に乗って、高級なレストランで食事して、週末はゴルフ、盆暮れは海外旅行。
結構な事です。
私は幸運?にも最初勤務した医院は無給でした。
週末は研修会の手伝いで休み無し(ある意味無休)。朝は9時出勤、夜は終電。
こんな生活が1、2年。さすがに2年目は給与を頂き(僅かなものです)、代休も一日頂きました。
かと言って6年目でもきつかったのですが。
なぜ、こんな環境で続けていく事が出来たのかと言うと。
自分には歯科医師として患者さんを診る技術も知識も無かったのでひたすら勉強し
トレーニングするしか無かったからです。
考えてみたら医科の一年生医師たちは卒後にもっと過酷な状況で研修しているんですよ。
一人前の医師になり患者さんの健康と生命を守るために。
大工さんだって、料理人だって、パティシエだってもっと厳しい修行を乗り越えて一人前になるんですよ。
この差は何でしょう。
歯科医師になる人間のモラル、意識、責任、使命。私には何なのか良く分かりません。
分からないので勘違い(お山の大将)しないように自分を戒めて努力を怠らないように励んでます。
自分のためではなく、患者さんのために。
Comments:2
- yuri 09-02-11 (水) 23:51
-
大変なお仕事ですね。
尊敬します。
インプラントについて、私が、
「今後60年もちますか?」と質問をすれば先生はなんと返答されますか?
今後のご活躍に期待します。 - minowaic 09-02-12 (木) 12:10
-
yuriさん
ブログご覧頂きありがとうございます。
「インプラントが今後60年もちますか?」とのご質問にお返事いたします。
現在、ブローネマルクシステム(当院で応用するインプラントのシステム)
では42年間の臨床報告が最長になっております。
しかしながら、この患者さんは定期的なメインテナンスをかなりしっかりと
遵守された結果です。
従いましてインプラントの長期維持には条件があります。1 理想的な位置にインプラントが埋入されている事
2 理想的な長さのインプラントが埋入されている事
3 精度の高い補綴物(上物の歯の部分です)が装着されている事
4 安定した噛み合わせに調整されている事
5 定期的な歯科医師の検診を励行されている事
6 日常のブラッシングなどを励行されている事などがあげられます。
ただ、インプラントを埋入して、歯を入れれば良い訳では無いのですね。
問題を起こす患者さんの7〜8割の方が治療終了後に定期検診を怠っています。
何でもそうですが定期検診が重要なのですね。
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