歯科インプラントセンター開業日記

インプラントの名医 三ノ輪インプラントセンター 東京 台東区

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審美歯科 Archive

自然が美しい理由

 今日は真夏日になるようです。
通勤途中の木々も生命力を漲らせ深い緑を見せています。

 今日は”審美”について書いてみます。
このブログでも何度か審美についてアップしましたが今回は少し違った見方をしてみましょう。

 私たち歯科医師は初めてお会いする方の口元を無意識に見てしまうクセがあります。
勿論、相手の方に失礼のないようにですよ。
その中で前歯に歯科治療を受けられている方の口元は治療した歯がハッキリと分る場合があります。
・・・何故、分ってしまうのでしょうか?
それは治療した歯が全体とのバランスに僅かな差を生んでいるからです。
その違いは”色”、”形”、”位置”などによって自然な歯との調和をほんの僅かに乱しています。

 さて、審美ですが。

 審美とは、「美・醜を識別する事」 新明解 国語辞典 金田一京助他

しかし、歯科の審美の場合には「美しい歯に治療する」事がゴールではありません。
審美歯科のゴールは「自然な歯」に治療する事だと考えています。
もし、治療後に「どこを直したのか分らない」(プロが見てもです)結果であればその治療は
患者さんの口腔内で調和が得られているからでしょう。

「天然歯は決して左右対称ではなく、歯軸の傾斜、捻転及び咬耗も色調も異なる
しかしながら、個々の歯は形態や色調の差はあれど、口腔全体では調和のとれた自然な
美しさ“Natural Beauty” を生み出す。」

                             山本 英夫先生(ボストン大学准教授)

審美治療のゴールは「調和のとれた自然な美しさ“Natural Beauty”」を得る事です。

20代 男性

20代 男性

30代 女性

30代 女性

30代 女性

30代 女性

 
いずれの歯も健康な自分の歯。色が濃かったたり、まだらがあったり、形が対称じゃなかったり、
すり減った跡があったり・・・でもみんな健康な歯。
審美歯科をするなら健康な歯に見えるようにしたいですね。
 ”Form follows function”   (形態は機能に従う)
                     Louis Henri Sullivan(建築家)
 
何か審美歯科の講義のようになってしまいました。

患者さんの主訴

 三月半ばですが寒い日が続きますね。
久しぶりのブログになります。

 今日はインプラントを希望される患者さんについて書いてみます。
歯科医院にインプラント処置を希望で来院される患者さまの多くは「噛めない」、「義歯が嫌だ」
などの理由が多いかと思います。
インプラント治療を終えることで当初の「噛めない」、「義歯が嫌だ」等の主訴は改善できます。
しかしながらインプラント処置が終了してもまた新たな主訴が生じることがあります。
それは「審美的な回復」です。
当初の「噛めない」、「義歯が嫌だ」はインプラントの歯が入ることで回避できることになりますが
患者さんの条件によっては審美的な回復が難しいことがあります。
またこの問題はインプラントが埋入されて歯が装着されて初めて気になる問題です。
インプラント処置の場合、機能の回復(噛めるようにする事)は大前提ですが「審美的な回復」も
重要な事と考えています。
この「審美的な回復」はインプラントを埋入する前に十分な診査・診断に基づき考察されなくては
なりません。
つまり、インプラントを埋めてしまってからでは「審美的な回復」がリカバリー出来ない事もあります。
しかしながら術前の状態において患者さんによっては審美的な回復のためだけに骨を移植しなくては
ならない場合が生じます。
ですが術後のいかなる状況も起こりえる事として術前に説明する義務があると考えています。
コンサルテーションで患者さんに起こりえるメリットとデメリットを子細に説明したうえで患者さんが
判断する事が重要です。
 
もはやインプラントは一般的な歯科治療として認識されつつありますが未だ機能回復だけで
審美的な回復まで行われているかと考えると疑問も残ります。
もちろん患者さんによっては噛める事を最優先にされる方もいます。
また、一方では審美を優先される方もいます。
歯科医師は患者さんの主訴を正確に把握し、また患者さんが気が付かない要素まで含めて
知っておく必要があります。
高額な費用と手術を受けるストレスと長い通院期間を上回るメリットが大切です。
患者さんの満足を得るために。

どこか2本がインプラントです。

どこか2本がインプラントです。

自然に自然に

 巷間、最近の歯科の話題と言えば”審美””インプラント”ばかり。
今日はその”審美”について書いてみます。
以前のブログでも”審美”という表現には抵抗がありますと書きました。
私が思う”審美”とは自然に見える(治療していないような)治療です。
私たちが扱うセラミック、プラスチックなど白く見えるどのような材料を応用しようとも
「どこを直したの?」と聞かれる様な治療を目指しています。

治療部位は?

治療部位は?

 20代の若い女性でした。彼女は前歯の歯の隙間と変色が気になっていました。
カウンセリングで治療法のオプション、メリットとデメリット、模型を使ってシミレーションをお見せして
治療方法を選択していただきました。
いつも必ず腐心するのは歯(補綴物:被せものです)と歯肉に調和がとれている事。
どんなに白いセラミックの歯が入っていようとも歯肉が健康な状態でなければナンセンスです。
歯が奇麗なのが”審美”ではありません。
自然なハーモニーがあることが”美しいこと”なのです。

術前

術前

 

#12:Veneer  #11:CR  #21:CR  #22:ACC

#12:Veneer #11:CR #21:CR #22:ACC

さて、この方は?

治療部位は?

治療部位は?

 答えは、すべて健康な自分の歯(歯科治療ゼロ)です。
自然には敵わない・・・

歯科技工士という仕事

 今日も雨です。日によっては暖房を入れるようになりました。

 さて、今日は歯科技工士について書いてみます。
私の専門は補綴です。
補綴とは入れ歯やブリッジ、セラミックの冠などの修復(治療)する分野です。
この時、最終的に患者さんの口腔内に装着される物を補綴物と呼びます。
歯科医師は患者さんの歯を削り型取りして出来上がった補綴物を装着するのが仕事になります。
しかしながら、補綴物は歯科医師が作製(技工)する訳ではありません。

 補綴物は歯科技工の資格を持った歯科技工士が作製いたします。
本物(天然歯)の様に見分けがつかない冠(クラウンと呼びます)やブリッジは歯科技工士が作っています。
従って、治療が終了してとても美しく自然な補綴物が装着されたのなら、それは歯科医師の仕事の部分も
ありますが殆どの部分は歯科技工士の技量になります。
その歯科技工士の技量により治療の結果は大きく左右されます。
特に昨今耳にする審美歯科においては顕著です。

 患者さんから最終的に感謝されるのは歯科医師が多いのですが、実は患者さんが満足された
補綴物を作製した歯科技工士の技量がとても大きいのです。
しかし残念なことにその歯科技工士の技術を正当に評価していない現実もあります。
歯科医院(歯科医師)の技工費用のダンピングや質より低コストをオーダーする実情。
技術の高い歯科技工士でもこのような状況ではモチベーションも下がります。
スキルのある歯科技工士は歯科医師以上に勉強してる方も大勢います。
歯科医師が自身のパートナーである歯科技工士を正当に評価していないなんて・・・。
天に向かって唾を吐くようなものです。
歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、院内スタッフのすべてが患者さんに向いていることが
質の高い歯科医療を提供する礎です。
無論、各人の知識・技術が高い事は言うまでもありません。

 私は自分の周りにスキルの高い歯科技工士が大勢いてとてもありがたいです。
患者さんの素敵な歯を作っているのは歯科医師ではありませんよ、歯科技工士ですよ。
っと大きな声で言いたいです。

All Ceramic Crown

                補綴物

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