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日常 Archive
構え、あるいは型
- 2010-07-28 (水)
- 日常
20年近く茶道を習っています。そのせいか、自分のことはさておき、人の手のしぐさや立ち居振る舞いに目が
行きがちです。
特に、その道のプロと呼ばれる人たちの手さばきや動きには決して無駄がなく、その姿には美しさすら
感じるものです。以前仕事で有名なパティシエにお会いしたことがありますが、デモンストレーションで
キッチン台の前に立った時のその方の立ち姿がとてもきれいだったのが印象的でした。
そこに至るまで果たしてどれくらいの修練を積んできたのだろうと思いを巡らせたものです。
茶道でも、入門するとまずは割稽古と言って、ふくさのさばき方からひたすら同じことを
繰り返し繰り返し練習します。
ひとつひとつの道具の扱い方を覚えて初めてお茶を点てるところまで通して稽古できるようになります。
私が今まで見てきた限りではありますが、歯科の世界においても評判の高い(=腕が良い)歯科医や技工士の
手つきは皆一様に無駄がなく、必要最低限の動きで最大限の効果を発揮しているように見えます。
器具の扱いひとつとってもそうですが、大げさに言えば、構えた瞬間の姿(型)で、その人の熟練度が
わかるような気がします。逆に言えば、その作業に慣れていない未熟な人の動きは、素人から見ても
無駄な動きが多く、美しくない、ということですね。
とは言え、煩雑に思われがちな茶道の点前も、その目的はただ、目の前にいる客人に美味しい一服のお茶を
味わってもらうためのもの。床の間の掛け軸や活け花、由緒ある茶碗も、決して自分の財産や技を自慢すると
いう自己満足のためではないのです。
歯科に言い換えれば、全ては患者さんに満足して頂くための修練。やはり、これで良いという終わりは
ないのでしょう…。
「天才とは、努力し続けることのできる才能を持った人のことだよ」と浅田次郎の小説にありました。
稽古とは、一より習い十を知り、十よりかえるもとのその一 ―利休百首より
受付スタッフ K
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学ぶ方法
先週末の土日は研修会のスタッフとしてお手伝いでした。
テーマは咬み合わせです。
実習では受講生それぞれがお互いに患者と歯科医師なり咬み合わせを取る練習をしました。
実習の最後に受講生一人一人が今回の実習で”出来た事””出来なかった事”をメモにして発表する
機会を設けました。
これは後輩スタッフの中にコーチングを学んでいる歯科医師がいて実習に取り入れてみたものです。
私はコーチングを学んでいませんので詳しい効果は分りませんが実際にやってみると自分(受講生)が実習の
中で出来た事、出来なかった事を記述して声に出して発表する事で良い点悪い点がより明瞭になりあるいは
自分の思った事が他の歯科医師も感じている事なんだと共感したり、とこれからの勉強のヒントになるものでした。
人間は時間が経つと無意識に忘れてしまったりするので”書いて”、”声に出して”、”みんなの前で発表して”
記憶にアクセントをつけるのでしょう。
最後に全員で笑顔でお疲れ様でしたと言うのがお約束だそうです。
気持ちよく終われると良い記憶としてメモリーされるのでしょうね。
ふむふむ、なるほどと思いました。
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自然が美しい理由
今日は真夏日になるようです。
通勤途中の木々も生命力を漲らせ深い緑を見せています。
今日は”審美”について書いてみます。
このブログでも何度か審美についてアップしましたが今回は少し違った見方をしてみましょう。
私たち歯科医師は初めてお会いする方の口元を無意識に見てしまうクセがあります。
勿論、相手の方に失礼のないようにですよ。
その中で前歯に歯科治療を受けられている方の口元は治療した歯がハッキリと分る場合があります。
・・・何故、分ってしまうのでしょうか?
それは治療した歯が全体とのバランスに僅かな差を生んでいるからです。
その違いは”色”、”形”、”位置”などによって自然な歯との調和をほんの僅かに乱しています。
さて、審美ですが。
審美とは、「美・醜を識別する事」 新明解 国語辞典 金田一京助他
しかし、歯科の審美の場合には「美しい歯に治療する」事がゴールではありません。
審美歯科のゴールは「自然な歯」に治療する事だと考えています。
もし、治療後に「どこを直したのか分らない」(プロが見てもです)結果であればその治療は
患者さんの口腔内で調和が得られているからでしょう。
「天然歯は決して左右対称ではなく、歯軸の傾斜、捻転及び咬耗も色調も異なる
しかしながら、個々の歯は形態や色調の差はあれど、口腔全体では調和のとれた自然な
美しさ“Natural Beauty” を生み出す。」
山本 英夫先生(ボストン大学准教授)
審美治療のゴールは「調和のとれた自然な美しさ“Natural Beauty”」を得る事です。

20代 男性

30代 女性

30代 女性
審美歯科をするなら健康な歯に見えるようにしたいですね。
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情報交換
さくらが週末に満開を迎えるようです。
皆様はお花見に行きましたか。
先先週、先週末と講演会に参加しました。
ともに充実した内容で新しい知見とモチベーションを得る機会でした。
講演会の後は知り合いと飲みに出かけます。
メンバーは歯科医師や歯科技工士、たまに歯科衛生士です。
そこで話す事はやっぱり歯科の事。
しかしながら、歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士が皆さん素晴らしい仕事をしている方たちなので
さらなる新しい知見や臨床上のヒントを得る事が楽しみでもあります。
このような機会の中で最も重要なポイントはその方達がどのようなクオリティーで仕事をされているかと
言う事です。
自分の専門分野はある一定の知識と技術があるのですが他の分野の事は知らない事やテクニックなどは
全く門外漢の事が多々あります。
それらの情報は自分の臨床にはすぐには結び付かなくとも将来のビジョンにある方向性を持たせてくれます。
そんな仲間たちなのでいつもプラスのモチベーションを頂きます。
さて、自分は誰かにプラスのモチベーションを伝えているかなぁと考える新学期です。
(まだまだ学ぶ身・・・)
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Spring has come.
- 2010-02-26 (金)
- 日常
昨日、東京に春一番が吹きました。
街ゆく人々も重いコートやマフラーを外している人が多くなりました。
春は季節の変わり目だけではなく日本人の心に一年のアクセントをつけるような気がします。
寒から暖へ、学生なら新学期のスタート、新社会人なら仕事のスタート。
何か新しいことが始まる予感がする季節です。
日本人なら春という季節に様々な思いを巡らすのでしょうか。
もはやだいぶ前に学生を終えた私にとっても春は新しい季節が始まる感覚があります。
地球温暖化や大都市での生活の中で季節感の薄れゆく現在でも桜は毎年花を咲かせます。
もしかしたら人間に忘れてはいけないことをそっと告げるように咲くのかも知れません。

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錦秋
文化の日の休みに家族で近くにある公園に遊びに行きました。
東京は急に寒くなり肌寒い一日でしたが子供たちは元気に駆け回っていました。
私は外に出るときにはよく、樹木の葉の色、木漏れ日の様子、水面に映る光の具合に
意識して目を凝らすようにしています。
私の専門は補綴です、前歯にセラミックの修復をする事がよくあります。
歯科医師サイド(私個人)の考えなのですが審美的な修復とはきれいにする事も大事ですが
自然に見える事が重要だと考えています。
患者さんは白い歯がきれいだとイメージされるかも知れませんが白い歯はいかにも治療しました
と見えてしまうことも少なくありません。
自然に見える事、イコール治療していないように見える事が審美的な修復だと思います。
ですので自然の景色をよく観察しています。
春から初夏にかけてと今頃の季節の光が最も柔らかくて優しい光線です。

錦色
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深秋
そろそろ紅葉のニュースが聞かれ始めたこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
秋は読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋と言われますが歯科界でも学会や講演会が盛んなシーズンです。
私はというと数件の講演会に参加し、専門分野をさらに深く学びたいと思っています。
科学が急速に進歩するように歯科学も目覚ましい進歩をしています。
ただ、歯科医師が追いついていない感もあります。
新しい事がすべて良いわけではない事を常に歯科医師は客観的に評価しなくてはなりません。
またそれらを評価するためには知識が必要です。
そしてすべてにおいて最も大切なのは基本です。基本あっての新しい知見です。
新しい技術や器材に踊らせられないようにパワーを蓄えておきます。
読みたい小説もあるし・・・。

前職の診療室から
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