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2009-02
ベストジョブ!!
昨日は都内のある先生のオフィスでサイナスリフト(上顎の骨を増大する手術です)の出張オペがありました。
執刀されたのは口腔外科医、私はそのアシストとして手術に入りました。
依頼先のドクターは有名なスタディーグループの講師をされている先生。
以前よりその先生のお仕事を拝見していて非常に素晴らしい治療をされていらして注目しておりました。
(先生の専門は私と同じ補綴です。〔補綴とはセラミックの冠をいれたり、ブリッジを治療する分野です〕)
幸いに手術に参加する機会を頂きオフィスにお伺いするチャンスが出来ました。
歯科の雑誌やホームページで拝見していたのですが清潔でとてもすてきなオフィスでした。
また、素晴らしいのは働いているスタッフがとても生き生きと仕事をされているのに深い感銘を受けました。
お伺いしたときはちょうどスタッフミーティングをされていた所でスタッフの皆さんがドクターと同じ目線で
ディスカッションしていたのが興味深かったです。
さて,オペに医院の衛生士さんがお一人手洗いしてオペに入っていました。
まだお若い方だったのですが非常にキビキビした動きで狭いスペースにも関わらず歯科医師を(私ですが)
押しのけるようにサクション(血液や唾液を吸引する器具)していました。
通常ですと歯科医師が3名も手洗いしてオペに参加していますので衛生士さんは緊張されたり
(しかも歯科医師全員が出張オペチームですのでより緊張されますし)遠慮されてなかなか手が
出ないのですが彼女はベストジョブでした。
それは彼女にスキルがあるからなのでしょうか?オペが好きなのでしょうか?
多分彼女にはスキルもあるしオペも好きなのだと思います。
もっと重要なのは医院(院長を始めスタッフ全員)が彼女に対して敬意を払っているので
当然彼女のモチベーションも高いのだと思います。
そーですよね、そのような環境で仕事ができるのならテンションあがりますよね。
最も強く感じたのは、院長始めスタッフ全員がパートナーとしての意識が徹底されているという事でした。
院長のスタッフに対する信頼、スタッフの院長に対する信頼が相互にあり私たち出張チームが
とても気持ちよくオペに臨めるように配慮されていました。
勿論、オペは非常に良い結果で終える事が出来ました。
歯科医院のスタッフは歯科医師の鏡です。
手術以上に実りのある出張でした。
あまりにうれしくて感動もして出張チームでつい飲み過ぎてしまったのは反省です。
追伸 明日も出張オペです。さぁて、どんな医院なのでしょうか。
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霧の中の歯科医院
- 2009-02-12 (木)
- 歯科医師
さて、患者さんは何を基準に歯科医院(歯科医師)を選ぶのでしょうか?近所の噂、医院の外観、
ホームページ?
でも実際に受診してみないと分かりませんよね。受診して初めて自分には合う、あるいは合わない。
何を基準に歯科医院を選べばよいのでしょう?私はこう思います。
医院が清潔なのは当たり前、歯科医師、スタッフが親切で優しいのも当たり前。
でも一番重要なのはその医院の患者さんに対する姿勢と治療の質です。
でもそこが分かりづらいんです。
では治療を受ける前にある程度の判断基準をお伝えしましょう。
1.先ず最初、治療に入る前にご自身の問題点を良く説明してくれる事。
良くと言っても時間をかければ良いのではありません。
その患者さんがご自身の状況を理解できて初めて説明したと言えます。
患者さん自身が理解出来ている事が重要です。
2.その問題に対して治療法を提示してくれる事。
治療法は一つとは限らない場合もあります。それぞれの治療法について説明してくれる事。
またそれぞれの治療法についてのメリットとデメリットの説明を受ける。
中にはメリットしか言わない歯科医師もいます。
必ずデメリット(欠点・短所)の説明を受ける事が大切です。
3.それぞれの治療に対する費用。
いくら治療のオプションを示されてもそれらに発生する費用の説明を受けなくては患者さんは
検討のしようがありません。後で高額な治療費を請求されても困りますよね。
4.治療の計画と費用の見積もりを書面にして提示してくれる事。
医院で治療方法や費用の事を説明されても全部覚えていられません。
それでなくとも歯科医院では患者さんは緊張されていますし。やはりキチンと書面を頂く事が大事です。
5.検討する時間をくれる事。
歯科医院でいろいろと説明されても患者さんは情報を消化できずに迷われてしまいます。
一度自宅に帰り、充分に時間をかけて検討する。あるいはご家族に相談する。
その際、上記書面があれば更に検討し易くなります。
6.そして最後にセカンド・オピニオンを提示してくれるか否か。
セカンド・オピニオンとはもう一人(二人でも三人でもいいのですが)別の歯科医師への受診を
勧めてくれる事です。
現実には歯科医師個人により考え方や治療法には差があります。
しかしそれら複数の歯科医師の意見を聞く事で患者さんが客観的に判断し易くなります。
’’一方を聞いて沙汰をするな’’って篤姫が言っていました。(余談です)
おそらくここまでくればその歯科医院(歯科医師)とのコミュニケーションが
取れるのか否かの判断がつくと思います。
最近はインプラントを行っている歯科医院にインプラント・コーディネーターなる
スタッフがいる場合があります。でも自分が患者ならば歯科医師から直接話を聞きたいですよね。
誠意ある歯科医師なら患者さんに説明するのも当然自分の仕事と認識していると思うんですけど。
治療を始める前にご自身が安心して受診できるのかある程度の判断基準になると思われます。
では簡単にブラックドクターについて。
医院が汚い、歯科医師、スタッフが横柄・・・
論外です。
1.(問題点の)説明無し!
2.(治療法の)あれっ説明無し!
3.(費用の)勿論説明無し!
4.(書面の)そんな物無い!
5.(検討の)すぐに処置を始めようとする!
6.(セカンド)そんな事言うわけない!
目の前の患者さんを逃す訳にはいかないのでしょうか?
超理不尽歯科医師主導型ですね。
そんな歯科医師もいます。気を付けましょう。

霧の中の太陽です。
こんな歯科医院に遭遇しないように気を付けましょう。
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上野のサル山?パート2(副題:お山の大将)
- 2009-02-10 (火)
- 歯科医師
今日は歯科医師について書いてみます。
私たち歯科医師は歯科大学に6年間通い、国家試験を受けて合格すれば晴れて歯科医師。
国家が認めた歯科医師免許を頂けます。
では、歯科医師になればすぐに何でも出来るのか?
勿論、そんな訳ありません。
ですけど一年生歯科医師でも’’先生’’って呼ばれてしまうんです。
患者さんから見れば白衣着てれば先生ですし。
勘違いするんですよね一年生歯科医師は。
(中には10年経っても、20年経っても勘違い俺様歯科医師もいますけど)
晴れて歯科医師になり、大学に残り研修をする、開業医に勤務する、あるいは大学院に進学する。
いくつかの選択肢があります。
ポイントはここです。
重要なのは卒業後の3〜4年間の間にどのようなトレーニングをするかで将来の歯科医師
としての質が決定される。
現実には、最初に開業医に勤務する歯科医師の場合には’’給料がいいから’’とか’’休みが多いから’’とか
’’早く帰れる’’などの理由で勤務先を選ぶ人もいます。
そんな先生は5年後、10年後、20年後、はどんな先生になっているのでしょうか?
まぁ、推して知るべしです。
多分皆様の周りにもこんな歯科医がいませんか?
高級外車に乗って、高級なレストランで食事して、週末はゴルフ、盆暮れは海外旅行。
結構な事です。
私は幸運?にも最初勤務した医院は無給でした。
週末は研修会の手伝いで休み無し(ある意味無休)。朝は9時出勤、夜は終電。
こんな生活が1、2年。さすがに2年目は給与を頂き(僅かなものです)、代休も一日頂きました。
かと言って6年目でもきつかったのですが。
なぜ、こんな環境で続けていく事が出来たのかと言うと。
自分には歯科医師として患者さんを診る技術も知識も無かったのでひたすら勉強し
トレーニングするしか無かったからです。
考えてみたら医科の一年生医師たちは卒後にもっと過酷な状況で研修しているんですよ。
一人前の医師になり患者さんの健康と生命を守るために。
大工さんだって、料理人だって、パティシエだってもっと厳しい修行を乗り越えて一人前になるんですよ。
この差は何でしょう。
歯科医師になる人間のモラル、意識、責任、使命。私には何なのか良く分かりません。
分からないので勘違い(お山の大将)しないように自分を戒めて努力を怠らないように励んでます。
自分のためではなく、患者さんのために。
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休日オペ
- 2009-02-09 (月)
- インプラント
昨日は日曜日、にもかかわらず出張オペでした。
同行は口腔外科医、歯科麻酔医、歯科技工士、そして補綴医である私の4名でした。
処置は下顎のオール・オン・フォー。
この処置は下顎に4本のインプラントを埋入して、その日のうちに仮の歯が装着されるものです。
たった4本だから簡単?とんでもありません。
慣れているインプラント専門医でも非常に難しい手術です。
場合によってはその日に仮歯が入らない、という事も生じます。
またオペをする前に口腔外科医と私と歯科技工士がレントゲン、CT、模型を十分に検討した上での施術でした。
インプラントは結果が良いか悪いかのどちらかしかありません。まあまあが無いのです。
従ってどんなに簡単な症例であっても事前の十分な検討が必須になります。
また、オペと患者さんの全身状態をコントロールするために歯科麻酔科医の助けも必要です。
という事でオペ開始が12時、インプラント埋入を終えたのが13時、仮歯が装着されたのが17時でした。
安全なインプラント処置をするためにこのような体制が必要であると思います。
そんなチームでの休日オペでした。
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上野のサル山?
- 2009-02-04 (水)
- 歯科医師
上野動物園に子供とよく行きます。行くと必ずサル山を見ます。
面白いんです、おサル達の様子が歯科医院の構図に良く似ていて。
おサルには群れのナンバー1のボスザルがいますよね。
あれってどこかの歯科医院に似ていませんか?
ボスの中にはわがまま、傲慢、意地悪なサルがいるらしいです。
そんなボスはメスから嫌われ、若いオスからはポジションを狙われるようです。
それってどこかの歯科医院に似てませんか?
「私は何でも出来るんですよ。安心して受診して下さい。」、「うちのインプラントは100%です。」、
「私は色んな研修会で勉強しているんですよ。」
同業者としてそんな台詞は絶対に言えません。
また、そのようなスーパー歯科医師には会ったことがありません。
というよりそんな歯科医は存在しません。
「何でも出来る」という事は、ものすごーく低いレベルなので何でも出来るんでしょう。
「インプラントは100%です」は失敗された患者さんが他院に転院されたのでしょう。
「たくさんの研修会に参加している」参加するのは誰でも出来ます。
参加するから技術が必ず上がる訳ではありません。
お山の大将は勘違いしまくりで自分がスーパースターだと思うのでしょうか?
院長の前では笑顔で対応していますが裏ではボロクソ言っているスタッフ・・・。
以前の職場で見学に来た歯科医師が私に言いました。
「こちらのスタッフは素晴らしい、うちのスタッフなんて全然だめです」
私は「そうなんですか?」なんて穏やかに愛想を打ちましたが、内心では
「あなた自身がスタッフのクオリティーだろー。スタッフのせいにするなよー」
と心の中でベロを出してあきれました。いるんですよ実際にそんなおバカ歯科医師が。可愛そうなスタッフです。
スタッフにモチベーションを与えられない歯科医師も哀れです。
もし、指導する人が彼じゃなければ素晴らしいスキルを発揮する可能性は誰にでもあるのです。
医療には残念ながら100%はありません。
健康で治療していない歯ですら時間と共に変化(磨耗、変色、歯茎の退縮など)していきます。
いつまでもずーと問題なく経過されるのはほんとにごくわずかな人たちです。
だからこそ少しでも治療のクオリティーをあげるために良いチームで臨むのです。
患者さんのために。
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チームとは?パート2
- 2009-02-04 (水)
- チーム
前回からの続きです。
チームとは?と言ってもどのような資質を持つメンバーが集まるかによって医院で会社でも
全体で発揮できる力は大きく変わります。
勿論、資質はあるにこした事がありませんが、一番大事な事は’’今、自分が何をするべきか、
何が出来るか’’が分かる人です。
指導や教育あるいは自己研鑽によってある程度のレベルアップは望めると思います。
後は個人のセンスに左右されます。
しかし重要なのは誰に教わるか?(指導されるか?)によりとてつもなく大きな力の差になります。
結果、スキルの高いスタッフは歯科医師の要求に完全にこたえるどころか歯科医師をうまく使います。
私もそんなスタッフにコキ使われてこれた事は恵まれてました。実際には使われている感覚が
無く気付かないのですが。
当センターでは院内のスタッフのみならずより専門性の高い、口腔外科医、矯正医、歯周外科医、歯内療法医、
歯科麻酔科医などと連携を取りながらより安全で確実な歯科医療を提供できるようにいたします。
ただし、どのメンバーと組むとしても重要なのは”共通した認識がある人”です。
チームに入りませんか?そんなスタッフを募集しています。
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