Home > Archives > 2009-11
2009-11
歯科技工士という仕事
今日も雨です。日によっては暖房を入れるようになりました。
さて、今日は歯科技工士について書いてみます。
私の専門は補綴です。
補綴とは入れ歯やブリッジ、セラミックの冠などの修復(治療)する分野です。
この時、最終的に患者さんの口腔内に装着される物を補綴物と呼びます。
歯科医師は患者さんの歯を削り型取りして出来上がった補綴物を装着するのが仕事になります。
しかしながら、補綴物は歯科医師が作製(技工)する訳ではありません。
補綴物は歯科技工の資格を持った歯科技工士が作製いたします。
本物(天然歯)の様に見分けがつかない冠(クラウンと呼びます)やブリッジは歯科技工士が作っています。
従って、治療が終了してとても美しく自然な補綴物が装着されたのなら、それは歯科医師の仕事の部分も
ありますが殆どの部分は歯科技工士の技量になります。
その歯科技工士の技量により治療の結果は大きく左右されます。
特に昨今耳にする審美歯科においては顕著です。
患者さんから最終的に感謝されるのは歯科医師が多いのですが、実は患者さんが満足された
補綴物を作製した歯科技工士の技量がとても大きいのです。
しかし残念なことにその歯科技工士の技術を正当に評価していない現実もあります。
歯科医院(歯科医師)の技工費用のダンピングや質より低コストをオーダーする実情。
技術の高い歯科技工士でもこのような状況ではモチベーションも下がります。
スキルのある歯科技工士は歯科医師以上に勉強してる方も大勢います。
歯科医師が自身のパートナーである歯科技工士を正当に評価していないなんて・・・。
天に向かって唾を吐くようなものです。
歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、院内スタッフのすべてが患者さんに向いていることが
質の高い歯科医療を提供する礎です。
無論、各人の知識・技術が高い事は言うまでもありません。
私は自分の周りにスキルの高い歯科技工士が大勢いてとてもありがたいです。
患者さんの素敵な歯を作っているのは歯科医師ではありませんよ、歯科技工士ですよ。
っと大きな声で言いたいです。

補綴物
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
冷たい雨
今日は強い雨が降っています。東京は久しぶりの雨ですね。
昨今、週刊誌などでインプラントについての記事をよく見かけます。
寸評は?というと「危ない」、「トラブルになった」、「裁判」・・・などと批判的な論調が多いような気がします。
インプラントが誕生してから40数年、本邦では20数年前から普及し始め現在ではごく一般的な認識を
得ているかと思います。
しかしながら本邦で普及し始めた当初は問題も多かったと聞いています。
原因は?私見ですがおそらく、当時応用し始めた歯科医師に科学的・臨床的な知識と技術が十分になかった
事が原因だったのではないかと思います。
事実、私が歯学生だった頃は大学もまだインプラントに対して批判的・懐疑的だったようです。
また、臨床で施術されたインプラントの問題が多発して社会的にも「インプラントは悪」というレッテルが
張られた時代もありました。
そして、20数年経過した現在、また世間の風評が再燃しています。
無論、問題も多くある事を認識しています。
歯科医師のインプラントに対する取り組み方は20数年前の問題と何ら変わらない事が原因です。
知識・技術はインプラントだけではなくどんな歯科治療の上でも必須なことは自明の理を得ません。
翻ってインプラントの問題はというと・・・。
インプラントメーカー主体の講習会のレベル、受講している歯科医師のモチベーション、・・・。
歯科医師はいったいどこを向いているのでしょうか?
正しい理解、術式、インプラントの選択、患者さんの適応症の判断、メリット・デメリットの把握と説明。
小さなインプラントがお金に見えるのでしょうか?
インプラントは正しく応用すればとても良い治療法の一つです。
しかし、誤った応用をしてしまうと大きな問題の原因にもなります。
私はインプラントが絶対だとは思っていません。
入れ歯やブリッジで対応できる方もたくさんいらっしゃいます。
どのような治療法にも「原理原則」があります。
歯科医師という職業にも原理原則があることも同様です。
何のためのインプラント治療なのか?
再考するタイミングかも知れません。
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
錦秋
文化の日の休みに家族で近くにある公園に遊びに行きました。
東京は急に寒くなり肌寒い一日でしたが子供たちは元気に駆け回っていました。
私は外に出るときにはよく、樹木の葉の色、木漏れ日の様子、水面に映る光の具合に
意識して目を凝らすようにしています。
私の専門は補綴です、前歯にセラミックの修復をする事がよくあります。
歯科医師サイド(私個人)の考えなのですが審美的な修復とはきれいにする事も大事ですが
自然に見える事が重要だと考えています。
患者さんは白い歯がきれいだとイメージされるかも知れませんが白い歯はいかにも治療しました
と見えてしまうことも少なくありません。
自然に見える事、イコール治療していないように見える事が審美的な修復だと思います。
ですので自然の景色をよく観察しています。
春から初夏にかけてと今頃の季節の光が最も柔らかくて優しい光線です。

錦色
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
Home > Archives > 2009-11
- Search
- Feeds
- Meta
