歯科インプラントセンター開業日記

インプラントの名医 三ノ輪インプラントセンター 東京 台東区

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2010-05

自然が美しい理由

 今日は真夏日になるようです。
通勤途中の木々も生命力を漲らせ深い緑を見せています。

 今日は”審美”について書いてみます。
このブログでも何度か審美についてアップしましたが今回は少し違った見方をしてみましょう。

 私たち歯科医師は初めてお会いする方の口元を無意識に見てしまうクセがあります。
勿論、相手の方に失礼のないようにですよ。
その中で前歯に歯科治療を受けられている方の口元は治療した歯がハッキリと分る場合があります。
・・・何故、分ってしまうのでしょうか?
それは治療した歯が全体とのバランスに僅かな差を生んでいるからです。
その違いは”色”、”形”、”位置”などによって自然な歯との調和をほんの僅かに乱しています。

 さて、審美ですが。

 審美とは、「美・醜を識別する事」 新明解 国語辞典 金田一京助他

しかし、歯科の審美の場合には「美しい歯に治療する」事がゴールではありません。
審美歯科のゴールは「自然な歯」に治療する事だと考えています。
もし、治療後に「どこを直したのか分らない」(プロが見てもです)結果であればその治療は
患者さんの口腔内で調和が得られているからでしょう。

「天然歯は決して左右対称ではなく、歯軸の傾斜、捻転及び咬耗も色調も異なる
しかしながら、個々の歯は形態や色調の差はあれど、口腔全体では調和のとれた自然な
美しさ“Natural Beauty” を生み出す。」

                             山本 英夫先生(ボストン大学准教授)

審美治療のゴールは「調和のとれた自然な美しさ“Natural Beauty”」を得る事です。

20代 男性

20代 男性

30代 女性

30代 女性

30代 女性

30代 女性

 
いずれの歯も健康な自分の歯。色が濃かったたり、まだらがあったり、形が対称じゃなかったり、
すり減った跡があったり・・・でもみんな健康な歯。
審美歯科をするなら健康な歯に見えるようにしたいですね。
 ”Form follows function”   (形態は機能に従う)
                     Louis Henri Sullivan(建築家)
 
何か審美歯科の講義のようになってしまいました。

人体への敬意

 爽やかな良い季節になってまいりました。先日は、上野の国立博物館で開催されている「細川家の至宝」展を観覧した後、中庭のベンチに座って青空に映える木々の緑をぼんやり眺めながら5月の心地よい陽ざしの恩恵にあずかってきました。

 さて、当院は「インプラントセンター」という性質上、オペがたくさんあります。もちろん歯科衛生士がアシスタントとしてオペ室に入りますが、私(受付スタッフです)も何かの手伝いができるようになればと、折をみて見学をさせてもらっています。血を見るのが大の苦手なので、始めはオペ室の外から恐る恐る見ていましたが、ある日意を決して(?)中に入ってみました。

 血を見て倒れるのではないか?という周囲の心配(あるいは期待)をよそに、自分でも不思議なほど平常でいられたのは新しい発見でもありました。

 学生の頃習った人体の形態や機能を思い出して頂ければわかりますが、本当に人の体というのは素晴らしく良くできているものです。普段目で見ることができる外部もさることながら、体内でも、生命を維持するために様々な器官や細胞が、今この瞬間も休まずに働いてくれているのです。

 ふと、そのようなことを考えた時に、血をみることくらい何でもない、と思ってしまったのでした。以来、血にあまり怯えることもなくなり、オペの手順や口腔内の形態を学ぶべく、なるべく見学をさせてもらうようにしています。

 

 私はもちろん歯科医師でも医師でもなく、また健康ゆえ病院ともほとんど無縁ではありますが、「お医者さん」と名のつく方々には、「人の体」への敬意を持って、患者さんと向き合って頂けたら、と僭越ながら思った次第です。

当院の前から見た建設中の東京スカイツリー

当院の前から見た建設中の東京スカイツリー

インプラント至上主義

 インプラント至上主義・・・の歯科医師がいますよね。
私には理解出来ません。
もちろんインプラントは良い治療法の一つです。
でも、インプラント以外の治療法でも十分な効果を得ることは可能です。
義歯(総入れ歯、部分入れ歯)、ブリッジなどでカバーできる場合も多くあります。

何故インプラント至上主義を唱える歯科医師がいるのでしょうか?

 昨日来院された患者さんはブリッジを希望で来院されました。
ご本人の希望ではブリッジを希望なのですがむしろ”インプラントは絶対にイヤ”でした。
幸いブリッジでも治療可能でしたのでブリッジのカウンセリングをしています。
カウンセリング途中で「インプラントの専門医院なのにごごめんなさい」とおっしゃっていましたけど、
患者さんの希望に沿うという事はとても大事なことだと考えています。
もしこの方の状況がブリッジでは厳しいのであればインプラントもチョイスの一つとして説明していたでしょう。
でも最初からインプラントありきでお話する事はありません。

というわけで私は”インプラント至上主義”反対派です。

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